海外への大学や大学院進学を目指す日本人留学生にとってはIELTSやTOEFLなどの英語能力試験での高得点獲得は必須条件です。
フィリピン留学では短期間でIELTSを集中して勉強できるコースがある語学学校も多くあります。
特にGITCでは、わずか半年で英語初級レベルから海外大学進学レベルの英語力を身につけることができるIELTSコースに定評があります!
ただ、フィリピン留学へは【予算】や【時間】などの問題ですぐには留学できない方もいらっしゃると思います。
前回のブログに引き続き、500名以上のIELTS生徒を見てきたGITCのアカデミックマネージャー【オデット先生】に「IELTS学習のコツ」を聞いてきました!
今回は「日本人留学生のIELTS試験の問題点と克服方法」についてご紹介します。
フィリピン留学前の自習にも活用できますので、ぜひ試してみてくださいね。
①時間配分が苦手
IELTSの勉強は始めたばかりの多くの日本人学生は、リーディングセクションを試験時間内で終えることができません。
実際のテスト環境を想定したタイムトライアルを繰り返し行うことで、読解速度と問題解決スピードを上げる訓練をしましょう。
各パートの解答時間を測ろう
リーディングセッションの試験時間60分以内に3パート全40問を解らない所は、飛ばしてもいいから全て解いてみよう!
試験中にはタイマーをセットし、各パートを終えるごとに解答時間を記録しましょう。
どのパートで時間を多く使ってしまったかを分析します。
②語彙が少ない
IELTSでスコアアップを目指すには、幅広いボキャブラリーを身につける必要があります。
日々の学習で新しい単語をノートに書いたり、覚えるだけでなく、それらを新しい単語を実際に使用して練習をすることが重要です。
新しい語彙で実際に使ってみる
新聞記事や学術論文などを読んだ後、知らない単語をリストアップし、辞書で意味を調べます。
新しく覚えた単語を使って自分で例文を作り、実際に使用して実践的な英語表現を身につけます。
③イギリス英語が苦手
日本人留学生はアメリカ英語以外の異なるアクセント(特にイギリス英語)を慣れていないので単語を聞き取りづらいです。
IELTS試験のリスニングセクションでは様々なアクセントの英語が出題されるため、アメリカ英語以外にも触れておきましょう。
ラジオやYoutubeで様々なアクセントな英語に触れる
異なるアクセントに慣れるには、多様な英語の音声に触れることが効果的です。
特にイギリス英語に焦点を当てたリスニング教材を使用するか、BBC Radioなどの英国メディアを聴いて聞き取り能力を向上させましょう。
④リーディングパートを全文丁寧に読む
リーディングセクションで、全ての文章を丁寧に読むと試験時間を超えてしまいます。
問題の種類に応じて、重要情報をどのように素早く見つけ出すのための、リーディングのトレーニングを積むことが大切です。
リーディングの読み分けを意識しよう
スキミングとスキャニングの技術を使い、パッセージを速読し、キーワードや情報を素早く見つけ出す練習をします。
スキミング:文章の主要なアイデアを速く把握するための読み方です。重要な点を見つけ出すために、タイトルや見出し、最初の文、結論などを素早く目を通します。
スキャニング:文章の中から特定の情報や答えを探し出す方法です。全体をじっくり読むのではなく、必要なキーワードや数字、名前などを迅速に探します。
⑤構成を考えずにすぐに文章を書き出す
エッセイの構成を考えず、いきなり文章を書き出すことは絶対に避けましょう。
【序論】【本論】【結論】の構成を短い文章で考えてから、本文を書き出しましょう。
250語ほどの簡単なエッセイを書いてみよう
IELTSでは様々なトピックについて250語のエッセイを書きましょう。
エッセイの大まかな構造【序論】【本論】【結論】を組み立て、それぞれのセクションにどのような内容を含めるかを決めます。
全文を書き終えた後は、自分の文章を見直し、必要な情報が各セクションに適切に分配されているかをチェックします。
⑥テンプレートを暗記しすぎ
日本人留学生はよくスピーキングでテンプレートを覚えがちですが、それに頼りすぎると流暢な話がしにくくなります。
なるべく自分で文を考えて、日頃から普段使う自然な英語を声に出して話す練習をし、自然な表現ができるようにしましょう。
自分の会話の音声を録音してみよう。
ランダムなトピックを選んで、実際に2分間スピーチしてみましょう。
テンプレートに頼るのではなく、自分自身の考えや意見を自由に話すことに集中します。
話した内容は音声録音して、翻訳機を使って文章に起こし、ChatGPTなどで英文の間違いを理解します。
まとめ
今すぐにフィリピンへ留学に行くことができない方は、上記の日本人留学生のIELTS試験での弱点を参考にして、苦手を克服して高得点を目指しましょう!